これまでのキャリアのこと(5)
(4)からの続き
当時勤務していた農業振興課では、農家がジャムや漬物、レトルト食品などの農産加工品を製造販売するのを支援する業務も担当していました。
市内のスーパーマーケットに常設の売り場があり、担当者の私は定期的にバックヤードからの品出しや、売上清算のために店舗に出入りしていました。
スーパーの意向として「あいまいな表記や不適切な説明をしないこと」というものがあり、新しい商品を納入する際には会社側で表示や品質の厳しい点検があり、完熟、無添加、天然などといった文言には必ずチェックが入ったことを思い出します。
農業振興課での勤務は4年、平成18年春の異動の時期に言い渡されたのは市議会事務局への出向でした。
議会への出向
議会事務局では総務調査課という職場で、最初に与えられたミッションは他の自治体議会からの視察の受け入れとインターネット議会中継の立ち上げを任されました。
当時、旭山動物園はぺんぎん館が開館するなど、雑誌やマスコミで人気の施設として、年間300万人以上の来園者が訪れるようになっており、それを視察に訪れる自治体議員が全国から集まっており、その受け入れ調整とアテンドが、視察受け入れ担当の主な業務でした。
行政視察では、ふつう業務担当課が説明を行うのですが、当時の動物園は人手が全く足りておらず、市議会事務局職員である私がアテンドと説明を行うことがほとんどでした。当時の小菅園長に初回だけ説明をお願いすることができたので、私はその話を横で聞きながらメモを取り、その次からは私が説明役です。
他の業務のかたわら、週に3~4日動物園に行く毎日です。一日に3つの団体を受け入れた日もありました。動物園と市議会事務局との間は車で20分ほどの移動が必要で、それだけでも大変です。園の組織や展示方針、歴史などを職員に代わって説明していました。
インターネット議会中継システムの立ち上げでは、業務フローの整理や機器、システムの選定、契約から関係者への研修まで一人で担当しました。
インターネットを介さない、庁舎ロビーや会議室への配信の部分は、市販の映像機器を買い集め、役所の工務の方に天井裏を這いまわって配信ケーブルを引いてもらい、自分たちの手作りで完成させた思い出があります。